マニュアル
クイックスタート:
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自分のグラフをスキャンし、それを サポートされた画像フォーマット (例、gif, tiff, png, bmp...)
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DigitizeItにそれをロードする: ファイル->開く または クリップボードからグラフをペーストする ( 編集->グラフをペースト )。スクリーンショットを取ることもできます ( 編集->スクリーンショットをキャプチャー )。
コツ:妥当な解像度でグラフをスキャンする。1000 x 1000ピクセルは通常十分です。 -
ビュー->ズームインで自分の好みにグラフをズームしてください。
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軸を置く
a) 選ぶ 軸->X最小
b) 今、x-軸の低い値をクリックする
c) 対応するx-軸の値を入力する
X最大、Y最小、Y最大についてこれを繰り返す -
線形、対数、または逆数の拡大縮小を選ぶ: 軸->xスケール->対数。このx-軸は、日付け、時間の種類に設定することもできます。
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今、すぐに進む用意ができています データ->ポイントを取るの後い、画面をクリックすることによりポイントを選び始めてください。
DigitizeItに自動的に線、または分布図をデジタル化させることもできます。選ぶ 自動->線を見つける または 自動->記号を見つける、そして希望する線や記号の1つをクリックする。線のデジタル化および記号のデジタル化もご覧ください。 -
並べ替えられたデータが欲しい場合は、 データセット->並べ替えを選んでください。
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完了すると、後は自明です。ファイル->CSVをエクスポートでデータを保存、またはデータをクリップボードにコピーする( 編集->クリップボードにコピーする )。今、データは多くの他のアプリケーションでペースト、あるいはロードすることができます。
- ファイル->プロジェクトを保存で後で使う完全なワークスペースを保存することができます。
グラフ、またはプロジェクトを開く
選ぶ ファイル->開く。デフォルトで、全てのサポートされたファイルが示されます。希望するグラフ、またはDigitizeItプロジェクトを選び、、それをロードしてください。
サポートされたファイルの種類は:
DIG | DigitizeItプロジェクトファイル |
TIFF | TIFF-Bitmap |
GIF | CompuServe-Bitmap |
CompuServe-Bitmap | ポータブルネットワークグラフィック |
JPEG | JPEG-Bitmap |
BMP | WindowsまたはOS/2 Bitmap |
クリップボードからグラフをペーストする
クリップボードからそれをペーストすることにより、グラフをインポートすることができます( 編集->グラフをペースト )。これは、DigitizeIt(例、pdfドキュメント)によりサポートされないフォーマットのグラフをインポートするために使用することができます。画像編集アプリケーションでそのグラフを開き、それをクリップボードにコピーし、DigitizeItにペーストしてください。
コツ:サポートされていないフォーマットのグラフをインポートする最速の方法は、DigitizeItのスクリーンショットキャプチャー機能を使用することです。
スクリーンショットをキャプチャー
DigitizeItは、あなたのデスクトップのスクリーンショットを取ることができます( 編集->スクリーンショットをキャプチャー ) 。これは、DigitizeIt(例、pdfドキュメント)によりサポートされないフォーマットのグラフをインポートするために使用することができます。画像編集アプリケーションでそのグラフを開き、画面のほとんどを満たすよう、グラフのリサイズを行ってください。今、DigitizeItを開き、編集->スクリーンショットをキャプチャーを選んでください。DigitizeItは、スクリーンショットを取る前にそれ自身のウィンドウを隠しますので、結果はDigitizeItのウィンドウがない、デスクトップの画像になります。
コツ:Windowsのデスクトップのスクリーンショットを取る2つ目の方法は、キーボードの「Print」ボタンを押すことです。これは、スクリーンショットをWindowsのクリップボードにコピーします。今、編集->グラフをペーストにより、それをDigitizeItにペーストすることができます。
プロジェクトを保存する
ファイル->プロジェクトを保存を選び、ファイル名を入力し、保存をクリックしてください。これで、後でDigitizeItに再度ロードされる事ができるファイルに全てのデータセットを入れ、そのグラフを保存します。
軸システムを設定する
1) 軸->X最小を選び、今、x-軸の最小の値をクリックしてください。ダイアローグボックスの対応するxの値をにゅうりょくしてください。数字は、科学的記数法を含め、多くのフォーマットで入力することができます(例、1.23E5)。X最大、Y最小、およびY最大でこれを繰り返してください。
2) 軸->スケールの軸の種類を選び、線形、対数、または逆数の拡大縮小を選んでください。X-軸については、軸の種類として日付けと時間を選ぶことも可能です。これで、日付けと時間のフォーマットでX最小とX最大を入力することができます。この場合、x-軸の拡大縮小は線形です。
いつでも、対数と線形間の拡大縮小のみならず、軸自体を変更することができます。すでに選択したデータポイントは、正確に保存されます。軸は、それぞれに対して任意の角度にすることができます。グラフを正確に水平な位置に回転する必要はありません。
データポイントを追加する
クリックする データ->ポイントを取得 。今、グラフ状のデータポイント選んでください。それは現在のデータセットに追加されます。
データポイントを削除する
データ->削除 上をクリックする。今、グラフ状のデータポイント選んでください。それは現在のデータセットから削除されます。データ->全てを削除する データセット内の全てのデータポイントを削除する。
データセットを扱う
データセットは、グラフ上のデータポイントの集合体です。全てのデータセットは、同じ軸のシステム設定を共有しています。現在のデータセットは常にツールバーに表示されます。新たなデータセットを追加するには、 データセット->新規を選び、現在のデータセットを削除するには、 データセット->削除を選んでください。
データセット->別名を付けるでさらに説明するものへのデータセット名を変更することも可能です。
データセットをエクスポート
ツールバー内のデータセットコントロールでデータセットを選ぶことにより、現在のデータセットをエクスポートするために希望するデータセットを作ってください。このデータセットをファイルにエクスポートするには ファイル->エクスポート CSVにアクセスする 編集->クリップボードにコピーするで現在のデータセットをクリップボードにコピーすることもでき、別のアプリケーションにペーストすることもできます。
13桁の精度で科学的なフォーマットでデータセットはエクスポートされています。ファイルにエクスポートする場合、値はcsv-フォーマットでコンマやセミコロンで分けられています(csv=コンマで分けられた値)。CSV-ファイルは、例)マイクロソフトExcel、またはMicrocalのOriginで直接開くことができます。
線描画の自動デジタル化
DigitizeItは線描画を自動的にデジタル化することができます。結果は、グラフの質や色により異なる場合があります。
DigitizeItは、実践やほとんどの点線を自動的に認識することができます。点線はマニュアルでデジタル化されます。
線描画を自動的にデジタル化するには、 自動->線を見つけるを選んでください。今、デジタル化したい線をクリックしてください。デジタル化されたポイントは新たなデータセットに挿入されます。線上をクリックしつつ、CTRL (またはMac上のCMD)押したままにすると、 新たなポイントを現在のデータセットに付け加えます。
その線は、最大の解像度でデジタル化されます。これは、全てのグラフピクセルに対して1つのデータポイントがあることを意味します。線の太さは平均化されるので、データポイントは常に線の真ん中にあります。1つの線当たりで少ないデータポイントを望む場合は、自動オプションのダイアローグでデジタル化されたポイント間の距離を変更してください。検索領域を定義したら、線はその検索領域内でのみ検知されます。
想定される問題:
1) 線の一部のみが見つかる。これは、線が途切れている、あるいは若干異なる色のピクセルのためかもしれません。自動オプションダイアローグで色設定を調整してみてください。
2) 線を横断、またはグラフの軸やグリッド線が同じ色で交差している
DigitizeItは、グリッド線や横断線を無視し、横断の後の次の線のセグメントを見つけようとします。
線が異なる色で、問題が未だに発生している場合、自動オプション内でより厳格な色設定を試してください。そうでなければ、検索領域を定義し、線を分割してデジタル化してください。
自動オプションダイアローグでの線の設定で色と最大のポイントを調整することができます。
散布図の自動デジタル化
DigitizeItは散布図を自動的にデジタル化することができます。結果は、グラフの質や色により異なる場合があります。
散布図を自動的にデジタル化するには、 自動->記号を見つけるを選んでください。今、デジタル化したい記号をクリックしてください。グラフの背景の色と異なる色の記号の一部をクリックする事が重要です。例、黒い境界線があり、背景の色で満たされている円をデジタル化したい場合など。記号のサイズや中心が自動的に検知され、DigitizeItは全体のグラフ内の全ての同様な記号を見つけ、それを新たなデータセットに入れます。
クリックした記号の輪郭が赤線で囲まれていることをチェックしてください。これは、DigitizeItが参照記号であると見なす記号の一部です。緑の線が記号の輪郭を複製せず、狭すぎ、あるいは広すぎる場合、自動オプションダイアローグの色設定を調整してください。
検索領域を定義したら、その検索領域内の記号のみが検知されます。
DigitizeItが全ての記号を見つけていなかった、あるいは多すぎる場合、自動オプションダイアローグで色と同様な設定を調整する必要があります。
検索領域を定義する
グラフの特定の領域に自動デジタル化を制限したい場合、自動->検索領域を選んでください。グラフ上をマウスで長方形をドラッグする。今、線と記号はこの領域内のみデジタル化されます。自動->領域をクリアで検索領域をクリアすることができます。
自動デジタル化オプション
ここで、線と記号の自動デジタル化を適用する設定を調整することができます。 自動->オプションでダイアログを開いてください。
1) 最大の色の違い
DigitizeItは、グラフの特定のピクセルが色彩の比較に基づき、線または記号に属するの過を決定します。デジタル化のプロセスを開始するために、クリックしたピクセルは参照の色を設定します。
色比較は、Lab色スペースで実行されます。ここで設定できる色の違いの値は、参照色と線、または記号に属すると見なされたピクセルの色の間の最大の差として使われます。
そのため、0の値は色彩が完全にマッチしているはずということを意味し、255は全ての色がマッチすることを意味居ます(有用ではない!)。
この設定は、線と記号のデジタル化に適用されます。
2) %でマッチしている記号
この値は、ある記号が同じであると見なされるよう、デジタル化したいと思うその記号にどの程度マッチしなければならないかを決定します。それは、その記号の総ピクセル数の%の差となりえるピクセル数を設定します。(2つのピクセルが同じかどうかは、最大の色の違いの設定により決定されます。)
0の値は、記号が完全にマッチするには必要であり、50 はピクセルの記号の50%が異なる場合があることを意味します。
記号検知が自分の記号の全てを見つけない場合、ここで高い値を選んでください。見つけた記号が多すぎる場合、低い値を選んでください。
3) 画像ピクセルでの線上のポイント間の距離
この値は、デジタル化された線上の2つのデジタル化ポイント間の画像ピクセルでの距離を設定します。1つの線当たりのポイント数を減らすためにこの設定を使ってください。